先日簿記2級を散々ディスる記事を書きましたが、
今回は2022年2月にCBT形式で日商簿記2級を取得したブログ主(37歳男)が
簿記2級を取得までの勉強でこうすればよかった……という事などを振り返っていきたいと思います。
独学での勉強はありか?なしか?
まず、第一に
独学でも勉強はありか?
スクールに通う必要があるか?
という問題です。
スクールに行けば、質問が出来る環境になるのが最大の利点ですが、
疑問は全部自分で調べる様な質問しないタイプの人は行く必要がないように感じます。
ブログ主はまさにこのタイプなので全く行く必要はありませんでした。
一昔前まではスクールに行く最大のメリットは対面による臨場感のある解説が聞けるので
本からの理解よりも数段理解がしやすいというものでしたが、
現在は2級までは簿記系youtuberのふくしままさゆき氏がyoutubeで無料で解説している動画があります。
動画は長いですが、
繰り返し見れることは利点ですね。
勉強に使う資料と電卓について
ブログ主は実は色々と勉強方法については初手で失敗してしまい迷走してしまっておりました。
というのも売れ筋だけで参考書を決めてしまい、読んでも、さっぱり意味が分からない状態に陥ったのです。
ただ少し勉強を進めていくうちに、
この参考書、書き手が書きたいことを書いているだけで、読み手に文章を読ませる気がねぇ~(怒)
と気が付き、色々と紆余曲折したうえで合格には至れました。
ただ、結局言うと、これから書く物だけで十分です。
①基本は先に挙げたふくしままさゆき氏の動画で十分です。
非常に丁寧に説明してくださっており、
全体的に解かりやすいのが特徴です。
ただし、動画自体は長いので
スピード感を気にする方には向いていないかもしれませんが……
そういう方には
②パブロフ流がオススメですね。
ブログ主の経験では、パブロフ流の問題が完全に解ける様になれば既に合格レベルには知識は到達しています。
①、②のどちらを使うにせよ
ポイントは仮に理解できなくても問題を解いていくことが重要です。
ブログ主は理解してから問題を解くというスタイルに固執してしまい
非常に時間を浪費してしまいまいた……
問題を解いた後にもう一回勉強をし直してみると意味の理解が深まったりしますしね。
①、②が終わりましたら
③最後は本試験問題集です。
本試験問題集の前に合格トレーニング的な問題集もあったりしますが、
別にやる必要は特にありません。
本試験問題集にいきなり挑戦するので大丈夫です。
また、本試験問題集が解けなくてもあまり気にしなくても問題はない様に感じます。
正直、個人的には本番試験よりも本試験問題集の方が難しく感じました。
最後に電卓ですが、
他のブログさんではカシオの電卓が入力が楽でオススメされていますが、
試験用だけでしたら試験で使用可能なものであれば何でもいいと思います。
実際にブログ主が使用した電卓はコチラです。
余談ですが、ブログ主は普段は工学部系の人が御用達の関数電卓を使用しているんですよね。
仕事でも、実生活でも関数電卓の方が便利なので……
※簿記試験では関数電卓の使用は認められていませんので注意してください。
連結会計について
現在の簿記2級には連結会計という分野が存在します。
こちらの連結会計はかつては一級に属していた分野なだけあって非常に理解が難しい部分になります。
ブログ主はこの分野の勉強に数か月を要してしまいました……
色々調べた中で、ふくしままさゆき氏の動画が最も詳しく解説してくれているものであると感じてはいます。
が、正直それでも理解は難しいです。
簿記試験は基本的に暗記に頼るのは応用が利かなくなる元なので悪手なのですが、
この分野に限っては理解を諦めて暗鬼に頼るのはありだと思います。
それに日本人のほとんどの方は中小企業勤務でしょうし、連結会計を実務で使う可能性は非常に少ないと思います。
ですから、連結会計に触れるのは簿記2級の試験の一回限りになる方がほとんどなんですよね。
ここは実はみんなが思っているほど重要な論点ではないのです。
この割り切りがブログ主が勉強中に出来ていれば、あと3か月は取得時期が早かったと後悔しております。
工業簿記について
材料、労務費、経費の概念が理解できれば、あとは理解はあまり難しくないのが工業簿記です。
テストで問題を解くときは、数学力がないと解けない問題が出題されやすい感じがしますので、数学が苦手な人にとってはちょっと曲者ではありますが……
ただ、数学力が多少弱くても7割ぐらいは取れます。
商業簿記と合わせて7割取れれば簿記2級は合格ですので部分点を取れるように全体的な理解だけは深めておきましょう。
ちなみにブログ主は工学系大学の院卒なのですが、新卒以降大学の専攻とは全く違う分野で仕事をしていたため、
すっかり数学を忘れてしまって本試験問題集ではでは、あれ???計算が合わない……あー、この部分は方程式を使って解くのか~を気が付かなかった~等を連発していました……
実は合格を目指すだけならば連結会計は別に習得できなくてもok
現在の簿記2級の試験はcbt方式と言ってテストセンターに行ってPCで受ける試験と紙ベースの試験があります。
cbt形式の試験に関しては、ほぼ毎日開催されていて
短期間に何度も受験が可能です。
その事を利用して、邪道な手ですが連結会計を習得せずに受験する戦略はありです。
必ず連結会計が試験に出題されるわけではないですからね。
学校などの定期テストと違って大事なところが必ず全て出題されるわけではないのが資格試験です。
運の良さによってはお金が多少かかってしまうかもしれませんが、
戦略として、どうしても連結会計が理解できなければ何回も受験するのは一つの手です。
100点は取る必要はない
個人的には簿記3級は100点を取りに行ける試験だと思いますが
2級で100点を取るのは非常に難しく感じます。
特に紙ベースの試験の過去問とかを見ていると
制限時間内に100点はまず無理でしょう。
合格すれば同じ資格なのですから合格点の70点を狙いましょう。
100点をとってもSNSで自慢するぐらいにしか使えないですしねぇ~
ちなみにブログ主の合格点は72点です。
文字を書くのが遅い人は予想問題集を解いていて数分時間が足りなくてもあまり気にしなくてよい
試験前に予想問題集などを解いて勉強すると思います。
試験を受ける際、実はブログ主は時間内にまともに終わったことがありませんでした。
大体5分~10分ぐらい時間が足りていないケースがほとんどです。
ブログ主は字を書くのが遅いんですよね。
ただ、簿記3級のCBT試験を受けた際に、PCを使用して問題を解く場合は予想問題集よりも早く解ける傾向にありました。
だから、全く時間が足りないのは話にならないかもしれませんが、人によっては5~10分ぐらい時間が足りないのは特に気にする必要がないかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか?
実はブログ主は色々と迷走してしまったせいで簿記2級を取得するのに900時間も費やしてしまいました……
900時間もあれば色々な事が出来ましたよ……
他の複数の資格試験に挑戦出来たり、友人と遊んだり、ゲームをしたり、読書をしたり、、、900時間というのば、とてつもなく莫大な時間です…
勉強をしていて途中からは意地で最後までやりましたが、どう考えても早い段階で撤退すべきだったとも合格後も感じております。
試験直前なんかは精神的にもかなり追い詰められた状態でノイローゼ気味になっていましたし……
そんなブログ主の様な状況にならないためにも、ご参考にいただければと思います。
あくまでもブログ主の感覚ですが、上記のポイントを押さえればブログ主でも300時間ぐらいは削減して600時間ぐらいで合格できたかな~と思います。
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