あらまし
あるユーザーから
AutoCADが落ちまくるんだけど、なんとかしてちょ…
と連絡が入った。
その人、再現性がない不具合を起こすのが得意な人だから、
『わからん。』
という誠意のない回答にしよう一瞬魔が差したが
自分の存在意義を失うので調べてみた。
症状
AutoCADを使っていると、突如PCの画面が暗転し、
エラー警告なしで突然AutoCADが落ちるらしい。
……直観的にだけど、すっげーグラボのせいっぽい。
スペック
詳細は伏せるが、
OS:win10pro RS4
CPU:第6世代 i5
メモリ:8GB
グラボ:AMD Radeon RX470
調べてみる。
googleで調べてみると、AutoDeskのトラブルシューティングで、即こんな記事が見つかった。
解決策は下記の様だ。コピペを素直にしたいが、解説が面倒なので、項目ごとに番号を振り掛けた加工したものを転載する。
——ここから——-
1.古いビデオ ドライバがこの問題の原因になることがよくあります。 特にご使用のビデオ カードが AutoCAD での使用向けにテストおよび認定されていない場合は、グラフィックス カードの製造元が提供する最新のビデオ ドライバに更新します(「オートデスク認定ハードウェア」を参照)。
2.ご使用のシステムがデュアル グラフィック カードを搭載している場合は、Intel ビデオ カードを無効にするか、AutoCAD が高性能カードを使用するように設定してください(「統合カード(Intel HD)と専用 GPU (NVIDIA/AMD)を持つシステムでクラッシュが発生する」を参照)。
3.AutoCAD 2015 以降を使用している場合は、AutoCAD で DirectX 11 ではなく、DirectX 9 を使用してテストしてください(「DirectX 9 を使用して AutoCAD を実行する方法」を参照)。
——-ここまで——-
とのこと。
うむ。1.2.を見る限りやっぱりグラボっぽい。
1.に関しては、古いビデオドライバを使っているわけではないが、使っているのは認定ハードウエアじゃないんだよね。予算がなくていいグラボは買えないのだ。あとPCの発注担当がハードに疎いってのもある。一応、現状は最新のドライバになっている。違う。
2.実はブログ主もそこまでハードに強くないので、よくわからん。IntelHDと専用GPUの話をしているから恐らくグラボがオンボ―ドのGPUと競合していて、そのせいで落ちると言いたいのだろう。対処方法は下記のリンクとの事。
これ見てやったんだけど、全然わからん。
先に3.を試してみるか…と魔が差した。
DirectX11ではなく9を使えとの事。変更方法は↓とのこと。
やってみた。
結果…
AutoCADが動かなくなりました~
起動しないで、設定ロードしたら、一瞬DOS窓が見えて、そのまま落ちるwww
よく落ちるとは言えど対処前は起動はしたのに…
しかたないので、DirectX11に戻す。
…やっぱりAutoCADが動かないんですけど~
なぜ不可逆性やねん!!!
その後、設定リセットをして試してみるも全然ダメ。起動せず…
完全に青ざめ始める。
仕方なくAutoCAD LT2019をアンインストールツールを使用し削除後に再インストールするが、インストールの途中でエラーが発生。
『Allied products not found』と表示されて、インストールが失敗する。
この警告について調べてみると下記のリンクが見つかった。
内容を要約すると、
アンインストールに失敗してカスが残ってしまったから完全に削除しなさいとの事。
やり方は、マイクロソフトのFix itを使うか、レジストリを削除しろとの事。
先にアンインストールツール等を使って削除できていないか確認。削除されている。
マイクロソフトのFix itってサポートが終わっちゃったのよね。使えません。
レジストリ???いや~怖いわ…しかも、先のリンクの削除方法は具体的な方法が書いていないのよね。
リスクがデカすぎる。
結局AutoCAD LT 2019は諦め2017をインストールして、とりあえず復旧だけはして作業終了。
10分ぐらいで終わると思っていた作業が2時間も復旧まで時間をかけてしまい、ユーザーからしてみたらはた迷惑なだけだった。
その後、一日様子を見たが、ユーザー曰く、同現象は起きていないとのこと。
うーん。直ったのかな?結局何だったんだろうな…
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