あらまし
ブログ主は現在実家に住んでいるので、
ネット回線等は父親が管理している。
そんなある日の事。
何がどうなったかわからないが、
docomo光にネット回線を切り替えると言ってきた。
ブログ主的には、正直どうでもいい感じ。
強いて言うのであれば、以前足を引っかけて断線寸前のモデムのACアダプターが交換できると思えばラッキー程度であった。
実際問題、
実家は光なのにもかかわらず速度が15年以上前から3Mbps程度しか出ず、
NTTに問い合わせても『NTTの基地局から場所が遠いので無理です』と言われていたので諦めていた。
※注釈
この記事執筆中に気が付いたが、この基地局から遠いから速度低下が発生する理論はかなりオカシイ。
光回線の場合はほぼ減衰しない。基地局との距離が速度に関係するのはADSLである。
要するに15年前のNTTの人の説明が間違っていたのだろう。
で、変えた結果。
……モデムに近いPC(ブログ主の父親用のPC)の速度が
グーグルのスピードテストで結果は70Mbpsに向上した。
……マジ???
えっ?回線変えれば、こんなに速度出るの???
docomo光はギガビットである以上本来は1Gbpsが出ないとダメだが、今までがダメすぎたため、これでも超絶感動。
どうせ変えてもNTTの基地局の問題だからダメでしょ…って思っていたので結構な衝撃。
わくわくしながら、
2階にある自分のメインPCに…
えっ???なぜや…
なぜそんなことに…
同じ家の有線接続やぞ。
確かに以前よりは速度は上がっているが、
ドコモ光はgigaビットで理論値1G出るんだぞ。
せめてモデム近くのPCの70メガに近い数値が出なきゃあかんやろ…
……。
うーん。
どこかにボトルネックになっている部分があるのか?
うーん。LANケーブルのカテゴリーの問題か?
カテゴリー6は使ってないが、5eだぞ。100メガは出るはず…
途中でハブはかましている。
gigaビット対応ではないが100メガは出るスイッチングハブである。
しかし、速度は10メガ未満。
この10メガという値が少しいやらしい。
古い規格のLANケーブルやスイッチングハブは10メガまでしか出ないことがのだ。
謎である。
……一回色々とインターネット回線に関して復習してみよう。
ドコモ光ってなんだ?
簡単に言うとNTTの光回線と実はあまり変わらない。
だって、NTTの回線をドコモが借りて運営しているだけだもの。
だから理論上回線速度は変わらないんだよね。
運営会社が違うだけ、けどdocomoはNTTの子会社だからね。似たようなもの。
au光とかだったらKDDIの回線を使っているから別だけど、
ドコモ光ってのは単にau光の対抗手段みたいなものだからNTTとの違いとかを全く気にする必要はない。
モデムってなんだ?
自分で回線を引く作業をしない人はなんやねん!と思うかもしれないので解説。
そもそも厳密なこと言うとモデムというのは光回線では存在しない。
モデムとは、インターネットのサービスを取得する回線の信号がアナログなんだけど、そのアナログ信号をコンピュータが認識できるデジタル信号に変換する機械。
ADSLで使われる装置である。
光では名前が変わってONU(回線終端装置)というのだけど、役割はADSLにおけるモデムと変わらない。
だから現実的にはモデムという単語で通じるし、逆にONUと言っても通じないことが多々あるので、結局みんなモデムという。
ルーターってなんだ?
モデムとルーターをケーブルで接続して使うのだけど、モデムから出た信号を複数台のPCなどのネットワーク機器で使えるようにする交通整理のような役割をしてくれる機械。
無線LANルーター、wifiルーター、有線ルーター、VPNルーターとかがある。
スイッチングハブって何だ?
写真から出すとこんなの。
有線接続の時にルーターから複数台のPCやネットワーク機器に接続する際に使うもの。
余談だけど、あるスイッチングハブのAという穴に刺したLANケーブルを、同じスイッチングハブのBという穴に差し込むとネットワークが不安定(ほぼ繋がらない・もしくは断続的な接続)になり、情シスは泣くことになります。
これをループといいいます。よく知らない人が抜けてたからと言って適当に接続してやっちゃうんだよね。ループ検知機能付きのスイッチングハブを導入すれば、ループした瞬間ブザーが鳴ったり、警告ランプがついて教えてくれるのだけど、ちょっと高め。贅沢な予算がある会社しか使わない。
LANケーブルってなんだ?
スイッチングハブもしくはモデムとPCをつなぐケーブル。
標準的な色は青のケーブルだけど、最近はそうでもない。
電話線と似ているけど、あれはモジュラーケーブルという。
LANケーブルにはカテゴリーという種類があって
大体、2018年現在の主流は
カテゴリー5e
カテゴリー6
カテゴリー6A
カテゴリー7
である。
新しいのはカテゴリー7A、カテゴリー8などもあるけど、そんなに使われてはいない。
それぞれの性能はマトリックスにするとこんな感じ。
※カテゴリー3,4あたり間違っていたらメンゴ
同じ性能なの多くね?と思うかもしれないけど、LANケーブルは細かいことまで考えると超泥沼。
情シスだって、そこまで考えません。(ブログ主だけ?)
購入するときによくわからなかったら店員さんに聞くか、
カテゴリー6を買っておけば使うことはできる。
この知識をもとに考える。
PC1というのが最初に書いた父が使うPCで70Mでたもの
PC2、PC3でスピードテストしたところ10M未満の数値しか出なかった。
この間にボトルネックになるところがある。
直観的に一番怪しいのは30mの外用LANケーブルとそれにつながるスイッチングハブ。
しかしスイッチングハブは間違いなく100Mbps対応。
となるとLANケーブルだ。
しかしLANケーブルには
UTP-C5E-W
と型番が書いてある。
見るからにカテゴリー5eであるが、念のため調べてみるとどうやらこれの様だ。
http://www.kantsu.co.jp/products/lan/utp-c5e-w.html
サイトを見る限り1G対応している。
うーん。わからん。
正しいぞ。
試しにこのケーブルを直接PC2差し込む。
そして、このケーブルの性能を確認してみる。
確認方法は、
コントロールパネル→ネットワークとインターネット→『ネットワークと共有センター』の『ネットワークの状態とタスクの表示』→アダプターの設定の変更→『イーサネット』をダブルクリック。
すると、これが出る。
……。
あれ???
これは、PCに接続されているケーブルの速度性能を表す。
カテゴリー5eのケーブルを指しているのに10Mbps????いやいや、100Mbpsないとオカシイだろ。
どういうこっちゃ???
あっ!???
まさか、、、
ケーブルの先っぽを見てみる。
この30mのLANケーブルの配線は、実は自分で家の一階と二階をつなぐ工事を2012年7月に行っている。
その際に壁に穴をあけるのを面倒くさがって、
テレビのケーブルを通す穴を使って通したのだけど、
その際、ケーブル先端のコネクタ部分があると穴に入らず
思い切って、その部分を切り落としてしまった。
先端部分のコネクタは部屋に通してから、専用の道具を使って接続した。
要するに、ある意味自作のLANケーブルとほとんど変わらない。
さて、先ほどのケーブルを見てみよう。
一部のケーブルを除き、本来あるべき姿は
右から
白・緑
緑
白・橙
青
白・青
橙
白・茶
茶
あれ?写真のもの青が変な位置になくない?
ブログ主は極度の色弱だけど青はわかるぞ。
……配線間違ってるね。
むしろ、よくこれで今まで繋がっていたな。
そういえば、LANケーブルって、カテゴリー3,4(10Mbps)の時は8本ケーブルがあるのに4本しか機能していなかったんだっけ?
……偶然にも4本だけ正しかったのか。奇跡や…
さーて、これどうしたらいいものか。
直すにしても専用の道具は当時勤めていた会社に寄付しちゃったんだよね。
個人では二度と使わないと思って……
これを買うのはバカらしいな~
うーん。検討中。
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