軽くネタバレあり!FF7Rをクリアしたので、坂口博信FFはそれなりにプレイしたオッサンがネタバレありでREMAKEの感想を語る。

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2020年4月10日に1997年1月に発売されたFF7のリメイク作品であるFF7Rが発売された。

ブログ主は発売日の夜にFF7Rを購入し初日は1時間程度プレイ。
11日からは土日の休みと月・火を有給にあてたため、昼夜を問わずプレイが出来た結果、14日の夜にクリアした。

クリア時間に要した49時間ほど…

多分、結構かかった方……
ストーリーだけならば恐らく20時間程度のボリューム感かな?

これは食事等で放置している時間も多少含まれる。

というわけで、さっそく感想、、、といいたいところだが、
前提として、一件述べておくことがある。

ブログ主のFF歴に関して

基本的にFFはチョコボの不思議なダンジョンを除きナンバリングしかプレイしない。

またナンバリングもプレイしたのは
1 ワンダースワン版をクリア。
2 FC版(プレイした記憶はあるのだが内容は一切覚えてない)
3 DS版はクリア。
4 無印SFC版、アドバンス版はクリア。
5 アドバンス版はクリア。
6 SFC版はクリア。
7 PS版無印はクリア。
8 PS版はクリア。
9 PS版はクリア。
10 PS2番はクリア。10-2は未プレイ。
11 未プレイ
12 クリアしたけど、ストーリーが理解不能…
13 12以上にストーリーが理解不能
14 未プレイ
15 未プレイ
というもの。

一応、11以外の坂口博信作品のナンバリングのFFはプレイしているが、
そこまでやりこんでいるわけでもない。

また、7は面白かったイメージがあるが、
何週もしたわけでもないし、インターナショナル版もプレイしていない。
しかもオリジナル版のプレイは20年以上前。
FF7の派生作品はアドベントチルドレンを見たのと、ダージュオブケロベロスをプレイしたが、さっぱり記憶にない。
エアガイツはプレイしたが、あれはノーカンだわな…

この前提の上での感想。





正直プレイし始めて2時間ぐらいは
原作版に比べて間延びしすぎじゃない?
という印象があった。

原作版はゲーム性を損なわないためにある程度のテンポを意識したつくりになっているが、
リメイク版はストーリー性を強く意識しているため、ドラマ性が上がったのかもしれないがゲームとしてのテンポが悪い印象を受けた。

また、ゲーム性…特に戦闘は旧作のアクティブタイムバトルとは違い、
アクション性の強いゲームとなっていながら、クラウドを操作する場合□ボタンを連打するだけで勝ててしまうゲーム性が薄いものであると感じた。

そのため、なおさらテンポの悪い作品だな~という印象が増し、
これはクソリメイクなのでは?今のスクエニで最も期待されていた作品で、これはやっちまったなスクエニ……と疑念がでる。

しかし、途中からクラウドを使うと微妙になるだけで、他のキャラを使用すると改善することに気が付き、
特にバレットを使ったりすると、爽快感が増す。
いまいちクラウドがゲーム性と合っていない気がしなくもないが、総合的にゲーム性は悪くはないというのが個人的な結論。

ストーリーも序盤の壱番魔晄炉の爆破の会話シーンが増えるなどテンポがわる……、、、あとシナリオ水増ししすぎじゃない?ビックス・ウエッジ、ジェシーとかこんなにシナリオ増やす必要ないっしょ?と感じたが
終盤にはシナリオ水増し納得できる良さになった。

また中盤あたりから、

あれ?原作にこんなシーンあったっけ?

と思えるシーンが挟み込まれることにより、
次第に引き込まれていき、
あれ?これ実はループものなのでは?
タイトルのFF7『REMAKE』とは実は単なるリメイク作品ではなく、サブタイトルなのでは?
と考えさせられることにより、続きが気になりテンポなんて気にならない非常に引き込まれる作品となっていった。

特にエアリス救出後は、その予想が確信めいたものに変わっていき、
最終章では、やっぱりそういうことか~と感じ、
おおっ、、、と、つい一人で夜遅くに自室でつぶやいてしまった。

ループものに近い未来改変系シナリオにしたのは賛否両論あるだろう。
純粋なリメイクを楽しみにしていた人にとっては不評かもしれないし、
醒めた見方をすると流行りに乗った感じは否めない。
新劇エヴァ、進撃の巨人、まどマギ、ひぐらし、マブラヴオルタあたりをパクった感は出てしまう。
また、それ以上に二次創作でよくある原作でバッドエンドに近い終了を終えた作品をハッピーエンドにするために
未来の記憶をもって原作の改変を行っていくものにも見えなくない。

だが、個人的にはこの原作改変は好意的に受け止める。

未来改変系のシナリオは過去とされた旧作が偉大でなければ、ほぼ成立しない。

偉大な作品であるFF7を有効活用した展開は未来改変系のシナリオにするのがベストな手法である。

実際に、今作は坂口博信がかかわっていない以上、間違いなく金をかけた二次創作にあたるわけだし、
『純粋なリメイクは作らない、今作は旧FF7の続編だ。』と吹っ切れたことによって、
映像を綺麗にするだけでは興味を示さない人にも入ってきてもらえるだろう。

FF7は以前よりリメイクが望まれており、
その上、ユーザーの無茶な要望としてリメイク作品をやるならばエアリス生存ルートを……と叫ばれていた。
普通に考えれば無茶な要望である。
エアリスを生存させたら間違いなくFF7のシナリオは成立しない。

だが、チョコボの不思議なダンジョンが発売された際に、
おまけ要素でFF7のエアリスがdisk2以降でも使えるということだけで
当時の少年たちは心惹かれた様に要望は非常に強いものである。

エアリス生存を実現するためには
今回の様な改変は必須のものであろうし、
誰もが納得しつづ、この先の物語でエアリスは最後まで生存できるのか?エアリスが生存すると世界はどう変わるのか?と気になるものとなった。

半端なリメイクなどでは宇宙戦艦ヤマト2202の様な愛を説いておきながら愛のない作品が出来上がってしまう。

実際に今作から新規に入ってくるユーザーは少ないだろう。
プレイヤーの大半は旧作をプレイしているユーザーになる。

ならば、あえてこのようなシナリオ展開にすることにより、
分作としての今後のシナリオ展開が非常に気になるものになるし、
仮に売れずに打ち切りになったとしても、今作だけで一本の作品として完成していると言えるだろう。

ドラマとして、非常に続きが気になるのが正直なところである。

これ以上語ると止まらなくなりそうなので、
こんなところで留めておこうと思う。

とりあえず、今回のFF7Rは個人的にはお見事としか言いようがない素晴らしい作品だったと思う。

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