続 ラーメン荘 夢を語れ 白山店

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ラーメン荘 夢を語れ 白山店
始めて食べたときの印象は
インスパイア系二郎では最高傑作の店だと思っていた。
はっきり言って
二郎全40店舗と比べても上位クラスに入れるレベルであると評価出来ると思っていた。

先週の木曜日の事だった。


感想は一言で記すなら
限界を越えて不味かった。
それにつきる味だった。
とにかく濃かったのだ。
しょっぱいだけで醤油の直のみ直呑みをしているかの様な感覚だった。
あの感覚はまぐれだったのか?
いや、そんなはずはない。
マグレでアレを作れるほど、ラーメンの世界は甘くない。
それに食べてる最中に他の客に対して気になることを言っていた
『改装するために8日間休業していたんですよね~』
主にしょっぱい味は豚から出ている気がした。
もしかして、休業前に仕込んでいた豚を提供したから味がおかしくなったのか?
確かめる必要がある。
というわけで、本日行ってきた。
ラーメン荘
夢を語れ 白山店。
二郎の系譜とかのウンチクは以前やったので割愛。
店の前に立つ。
時刻は1時半頃。
並んでいる客がいなかったから休業かと思ったが、
店のなかを覗くと営業中だった。
入ると威勢のいい
『いらっしゃーい』
と店主の言葉。
やる気だけは十分だ。
食券機を見ると全てのメニューが売り切れにはなっていない。
この店は普通盛が300グラム。
別売りの麺マシ券を買えば一キロまで増やすことが可能。
正直老いたとはいえ、ブログ主には300グラムはおやつ程度。
400か500にしたい気持ちもある。
しかし、前回の悲劇を思い出す。
今回の目的はあのマズイのはブレなのか?という検証だ。
万が一、また激マズのが出てきたら、500グラムは食べられたものではない。
麺マシ券はやめて検証に徹するか。
結局、豚ラーメンを購入するだけにした。
客は少なかったので、直ぐに箸とレンゲと水を片手に席につく。
食券をカウンターに起き
ツムツムを1プレイする。
厨房観察は1プレイしたあとでいいや、と思った。
、、、140万点。
個人的には悪くない数字だ。
さて、厨房観察でも始めるか???
そう思ったときだった。
『お客さんお待たせしました。にんにくは?』
!!!!!?
もう出来たの??????
1プレイだよ!?
恐るべし薄底鍋
熱効率良すぎ。
『うーん。脂マシで!』
もし辛かったら、ニンニクやカラメにしたら更に辛くなって悲惨なことになる。
ラーメン荘グループの最大の売りはアブラである。
真剣検証のコールは、それひとつで十分である。
着丼!
、、、おや?
辛そうに見えない。
まずはスープを飲む。
、、、ド乳化だ。
旨い!旨いぞ!
前回の超カライスープはなんだったのだ???
これこそインスパイアの目指すべき頂点のスープ。
本流の二郎は主に二種類のスープに分かれる。
トンコツが強めの多摩系と呼ばれる乳化度の高い汁。
もうひとつは、二郎だけが使える特注のカネシ醤油(現FZ醤油)が非常に強いパンチの効いた汁。
パンチが強いカネシの汁は二郎専用醤油がないと再現は難しいが、乳化度の高い多摩系の汁はカネシの量が比較的少ないので再現可能。
二郎の暖簾が使えない(カネシ醤油が使えない)インスパイアとしては
二郎系としてやるならば、個人的には多摩系を選択すべきである。
ただし、多摩系はブレがでかくなるリスクがある。
トンコツを限界まで煮詰めて乳化度の高い汁を作るのだからひとつひとつ個体差がある豚を常に見極めながら煮詰める必要がある。
煮詰めすぎれば、豚臭く、煮詰めなさすぎると、乳化度しない。
これにより二郎系はブレが生じやすい。
誤魔化しかたとしては、その失敗作のスープに対して醤油を足しまくれば、パンチの強い汁に生まれ変わる。
ただ、当然、失敗が大きければ味は濃くなる。
話がそれた。
とにかく、インスパイアが目指すべき頂点の汁だ。
これは間違いなく
旨い!

続いて上にのるアブラをつまむ。
甘い!
前回食べたときのカライのはどこに消えた?
別皿にて提供されたアブラをレンゲですくい本来は麺にかけて食べるところを直に口に運ぶ。
うんめぇ~
甘い甘いアブラ。
これは二郎本流はない、富士丸の流れを強く引き継ぐインスパイアの強み。めじろ台二郎の味付けアブラとも違う甘い甘い、まるで砂糖のようなアブラ。
しかも今回のアブラは暖かい。
出来立てだ。
この暖かさが甘さだけではなくまろやかさも醸し出す。
これは凄い。
傑作だ。
豚。
、、、これは普通。
けど、この前のカライ豚ではなく、普通の豚。
もう少し研究してほしいな。
麺に進む。
ここの麺はオーションなのに、普通のオーション麺とは一味違う。
出来のよい古いオーションを使っているのだろう。
この食べると口のなかに広がる小麦粉の香ばしさかまたまらない。
一瞬のうちに、完食してしまった。

旨かった~
この前のは本当にブレだったんだな。
また来よう。

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