けど、これはこれから就職活動をする方向けの記事です。
万人受けがある記事ではなくて申し訳ありません。
半分、自分への言い聞かせの記事でもあります。
また、あくまでも本記事は就職活動を失敗してしまったオジサンの一意見であるととらえてください。
就職活動をしている方。
活動は進んでますか?
昨今の情勢により就職活動している方はリクナビやマイナビの合同説明会がなくなってしまい途方にくれているかもしれない。
正直、合同説明会なんて、就職活動が終わった後で振り返ってみれば大した意味がないのだけど、
企業からしてみれば、リクナビが合同説明会を辞めたのだから、『当社も今年の採用活動は無期限延期だ』などと言って、今は募集をしていない企業が多いと思う。
そして、誰がどう考えても、経済活動が止まってしまっている以上、これから不況になる可能性は高い。
元々オリンピック特需は2020年までと巷では言われていた。
そんな中での、この情勢。
これからの情勢によってはリーマンショック以上の大不況になる可能性は十分にある。
そうなれば、当然人々は仕事にあぶれることになる。
そこで、今回の記事は、
就活がリーマンショック直撃だった社会人歴10年のオジサンから
オジサンが就職活動で失敗してしまったことに関して書いていきたいと思います。
ブログ主に関して
ブログ主は、
大学院を2010年3月に卒業(修了)して、2010年4月に新卒で就職をした。
その後いろいろあって、5年で最初に就職した会社を辞めて、2015年に転職活動を行った。
ついでに言うと、学部の時に大学院に行けるか不明だったため、学部生であった時にも就職活動も行っている。
だから就職活動は3回行っている。
学部での就職活動は2007年。リーマンショック前で景気は良かった。
それに対して、大学院の修士課程での就職活動は先に書いた様に2009年。2008年に発生したリーマンショックの直撃を食らい大変なものであった。
転職活動は2015年。アベノミクスで比較的景気が良くなった時である。
不景気下での就職活動と景気が良いときの就職活動を知る人物である。
2009年の就職活動は大変なものであった。
2012年卒の3.11直撃世代とどっちが厳しい世代かは甲乙をつけがたいが、
3.11が日本だけだったのに対して、世界的な大不況という意味ではリーマンショック直撃世代の方が似ていると思う。
なので、今回ブログ主がこの記事を書くことにした。
就職活動で失敗したこと
ブログ主の2009年の就職活動は失敗はっきり言って失敗だった。
就職は出来た。
だが、端的に言えば完全に失敗だった。
大学の専攻とは全く関係のない会社に就職してしまい社会人になってから本当に苦労した。
まずは、就職活動でどのような失敗をしたのかあげていこう。
1.就職活動の時にエントリーシートを乱発してしまったこと。
2009年にリーマンショック後にリクナビに掲載されていた会社数はブログ主の記憶であると5000社程度。(ブログ主の記憶なので間違っている可能性あり)
それに対して、
2007年のリーマンショック前のリクナビに掲載されていた会社数は5万~10万社あったと記憶している。
この事実にかなり焦ってしまった。
行きたい業界のほぼ全ての企業は募集をしていなかった。
その時点で、
なんでもいいから就職すればよいという発想になってしまい、
何十社もエントリーシートを送っていた。
言ってみたら、粗悪乱造してしまったのである。
このことにより、企業を調べる時間数が圧倒的に低下。
まともにエントリーシートも通らなくなってしまった。
また面接に行けても、企業を調べる時間が足りていなかったために
面接で企業の業務内容を間違えるという失態をしてしまったこともある。
今思えば、こんな時こそ少数精鋭で行くべきだったかもしれない。
ただ、一点悩ましいのは中小企業でも当時は倍率2~300倍であるのは普通だった。
ある大手企業は1~2名の募集に対して数万人の応募があったりするのが普通だったから、少数精鋭で行っても落ちるときは落ちる。
そもそも、普通に考えて企業側も全エントリーシートを見ている暇はない。
ワンフレーズ、エントリーシートを見ただけで、終わりかもしれない。
そこには採用側がエントリーシートの内容を一瞬見て勘違いしたら即終了のパターンも十分にある。
いかに対策をしても、採用者も人間である以上、勘違いされることはある。
それは運が悪かったとあきらめるしかない。
なので、勘違いしないでほしいのは、一つに絞るのではなく
少数精鋭でやるべきなのである。
2.SPI対策
ブログ主はエントリーシートを通っても
SPIや筆記試験で落とされることが多々あった。
こればかりは勉強するしかないのだが、
さすがに満点を取るのは難しい。
ある大企業の筆記試験を受けた際に、
募集1名のところに、
周りが東大、京大、慶応、早稲田、理科大が来た時点で『マジかよ』と思うが、実はそれはまだいい方。
ハーバード大、マサチューセッツ工科大、オックスフォード大とかが来たら、そんなの勝てるわけがない……
好景気であれば、中ランク程度の大学でも大企業を受けるのはありだが、
これを読んだあなたが中ランク以下の大学生であれば、大企業に応募するのはお勧めはしない。
負け試合に挑むのは時間の無駄である。
また、中小企業でもSPIなどは、応募が数百倍に達することがあるので、
それなりの学力ないと非常に難しいのが実情である。
学力に自信がないのであれば、
筆記やSPIがない企業に応募するのが吉であるとブログ主は思う。
ブログ主は、
就職活動当初、一部の大企業が募集をしていたので、
1で上げた粗悪乱造のために、大企業にエントリーしては落ちるという無駄な時間を浪費してしまった。
この時間があれば、中小企業への受験が出来たのだろうと今になってみれば思う。
3.大学や研究室の推薦を使用しなかったこと
ブログ主は、大学推薦や研究室のコネは使用しなかった。
研究室のコネは選択できる企業がブラック企業であったや、
そもそも不況下で募集をしていなかったので仕方なかった部分もあるが、
大学の推薦はよく使うべきだったと思う。
というのも、ブログ主が転職活動で実際に入社した会社は
ブログ主の出身大学と非常に強いパイプがあり、
応募した際に大学に下調べが入ったほどである。
……そんなことはブログ主本人はつゆ知らず、そもそもパイプがあったことすら全く知らず
ハローワークで募集してたのに応募しただけだったのですが……
入社後に、面接を担当している方の一人から
『○○君は、当時に受けていたら、絶対にうちの部署で採用していたんだけどな~』
とよく言われたが、自分でもそうなっていたと思う。
また異動の誘いもあったのだが、
ブログ主は、別の企業で全く別の仕事を5年働いている間に
専攻の分野への知識を失っており、
『とてもではないが自分には無理である。』と言って断っている。
もし、あの時大学の推薦を使用することを検討していれば、
今とは全く違う人生を送っていただろう。
使えるものは徹底的に使っておくべきである。
ちなみに下記は自分の失敗ではないので、
本論とは異なるが、親のコネを使うことについて述べておこうと思う。
個人的見解であるが、親のコネを使用するのは最終手段であると思う。
さっき、使っておけるものは使っておくべきと書いておいてなんなんだ?と思うかもしれないが、
下記のことを頭に入れておいた方がいいと思う。
親のコネを使うと就職してからメリットとデメリットがある。
メリットは就職してから出世が速くなること。優遇されること。辞めさせづらいというのもある。
特に出世に関しては、モロに出る。基本的にコネ入社の人は出世が圧倒的に早い。
デメリットは逆に親が失敗した場合は、一緒に被害被る可能性があるということ。
親がどれほど優秀であっても、敵がいたら血脈として恨みを晴らされる可能性もある。
また、親が優秀であったのに対しコネを使用する子が無能だった場合のまわりの落胆は非常に強いものになる。
そのプレッシャーに耐えらえるかもポイントである。
成長(スキルアップ)に関しても言えることがあって、
粗相があってはいけないから、失敗しても指摘するのはやめておこうと思われると、全く社会人として成長が出来なくなるので自分を客観的に見る姿勢が大事になる。
メリットを生かせれば最高の人生を歩むことができる可能性が高いが、メリットに対してデメリットも大きい。
その点は十分に考える必要はあると思う。
4.企業の専門分野が大学で学んだ専門分野の花形である企業を選ばなかったこと。
これはブログ主が一番力説したい部分の項目である。
実際に就職した後の話なのだが、
ブログ主は、大学で学んだこととは全く関係ない企業に新卒で就職した。
その会社では、大学で学んだことを活かしてもらいたいと思って採用したようだが、
会社が思っている大学での学んだことと実態があまりにもかけ離れていた。
特にブログ主は、その会社では初の大学院卒の機械専攻だったため、
何故か工学分野は何でも出来るスーパーマンが入社したと勘違いをされてしまい、
機械工学専攻だけど、電気も建築も土木もわかるだろうと本気で思われていたらしい。
当然結果は、、、である。
また、花形ではない場合は
入社してからの研修が整っておらず、
自分で手探りながら、勉強することになり、休みなんか全くなくなってしまう…
手探りである以上、まったく見当はずれの勉強をしてしまうこともあり非常に非効率である。
完全なるブログ主の経験談だが、
入社一年目で配属された部署は、全人員数として自分と上司の二人しかおらず、
またその上司は非常に高齢であったが、生涯現役を望んでおり、
部下が育ってしまったら、自分の席がなくなるという危機感から部下であるブログ主に対して放置、言いかかりの様なイジメ、事実無根の悪意を持った情報の拡散を繰り返されることになった。
結局、その時は周りの方々が見かねて異動させてくれたのだが、
会社の上層部の一部からは事実無根の悪意を思った情報が真実として扱われ、超問題児だと判断され退職するまで長く苦しむことになった。
また実際に最初に勤めた会社を退職した最大の原因もそこにあった。
社会人になってから10年が経ち色々な人に話を聞くが、
上司が席を守りたいために部下をつぶすというのは良くある話と聞く。
専門分野が花形の分野であれば、他部署でも活躍の機会は多いのだが、
花形の企業でなければ、他に行く場所はない。
だから、何としても専攻分野を花形で扱っている企業で頑張るべきである。
もし、仮に、そのような専門分野の花形企業以外に就職することを希望している場合は
新卒では一旦花形となる企業に勤め、しっかりと実力をつけてから転職するべきである。
そうしないと、そもそも就職出来ても実力不足で仕事にならない。
基礎となる土台はしっかりと作ってから初めて自分の型として応用が効いてくるのである。
5.労働組合のある会社を選ばなかったこと
これは、自分の経験談、友達の経験談が入ることなのであるが、
組合があるとないとでは全く違う。
よく組合がある企業に勤めている人が、
『組合役に立たねぇ~』や『組合があってもなくても変わらないよ』
と言ったりするのを見かけるが、それは一般的には組合がある会社に最初からいた恵まれた人の意見であることを忘れてはならない。
組合は会社に文句を突き付けることが出来る数少ない機関である。
組合がない場合、会社の経営陣は絶対の王であり、
極端なことを言うと『〇ね』と言えば、仕事として〇ななければならないのである。
そのような状況に追い込まれたとき、嫌なら辞めるしかない理論で、労働者側は意を唱える場合は退職するぐらいしかない……(時間と費用をかけてもいい場合は裁判やユニオンに訴える手もあるが……)
組合があれば、訴え出ることも比較的簡単に可能であるし、
そもそも、抑止力になって、そのようなことになることが非常に少ない。
また、就業規則があれば、
ルールに則って会社が運用されるわけだし、
組合要らなくない?理論もある。
だが、待ってほしい。
就業規則を決めるのは誰か?
答えは会社側である。
就業規則なんて自由自在に書き換えられる。
法的な問題は別として、実情として就業規則が存在していても非公開な企業もある。
就業規則は、会社に有利になるようにするためのものでもあり常時書き換えは可能です。
役に立つどころか、従業員を貶める会社側の武器になることは重々承知しておこう。
if就職後、間違った企業に就職してしまった気が付いたら
働きだした後の話であるが、
就職後、明らかに会社が期待している人材と本人の実態に齟齬があるならば
早い段階で逃げ出してしまった方がお互いに幸せであるかもしれない。
ブログ主は上記の様な状況になってしまい、
二度と挽回不可能なレッテルを貼られてしまった。
そんな中で、無理に見返してやろうとか助けてくれた人の恩義に報いるんだと
頑張り続けてメンタルや身体を完全に壊してしまった。
それでも無理した結果、ほぼ強制的に退職せざる得なくなってしまった。
そして、退職後も長い期間を無駄にしてしまった。
多くの人に迷惑もかけてしまった。
友達も減った。
無理をして働いてしまったがために、周りに迷惑をかけてしまいブログ主のことを恨み続けている人もいる。
そんな状況に耐えられますか?
一度、身体やメンタルを壊すと二度と治りません。
特にメンタルは致命的です…
治ったように見えても、ちょっとしたことで再発しますし、
ある程度良くなるまでだけでも、失う時間は5年10年では足りないかもしれません。
負のレッテルが貼られてしまったら、頑張ってもよほどの実力がない限り評価は覆りません。
ブログ主なんか文字通り命懸けで働いて結果的に将来視力を失うことを確定したほど頑張ったのにも関わらず徒労に終わりました…
頑張って働いていても、常々会社側が辞めさせる動きも垣間見えるし、
普通の人では軽く済まされるような大したことない失敗でも重大な失敗と過剰に判断されて異動につぐ異動で盥回しにされました。
似た分野での異動であれば、スキルの応用が利くかもしれないですが、
全く違う分野への異動であればスキルはリセットです。
経験則として、アドバイスをするならば就職直後に負のレッテルを貼られてしまった時点で退職した方がいいと思います。
そこで挽回するよりも、他の企業に就職しなおしてやり直した方が絶対に早いし労力も少なく評価されます。
よく就職してから3年は耐えろと言われいますが、
第二新卒カードを切れる3年未満の方がいいという考え方もあります。
身体や精神がやられてしまえば、
将来は非常に暗いものとなります。
イジメ・嫌がらせが入る中で会社から得た知識は
実は世間一般から見ると常識的にはありえないこともあり、
実は学ばない方がましということもあります。
ブログ主はそこで非常に苦労しました。
致命的なもの以外の失敗で、
許されるのは、若いうちだけです。
20代の若い時間を無駄にしないように
自分にとって何が一番良い選択になるのか?長い目を持って考えましょう。
ブログ主は最初の会社を5年間勤めましたが、
残念ながら得られたスキルはほとんどありませんでした……
多分、当時唯一得られたスキルが対人能力だったのだと思いますが、
メンタルを壊してしまったため、最終的には失ってしまいました……
就職活動時にブラック企業を見極める方法
主題の失敗したこととは少し主旨違いになりますが、
お勧めのブラック企業の見分け方がありますので、紹介したいと思います。
まず、第一にgoogleなどで『企業名 ブラック』で調べるのは必須です。
ただ、これはあまり参考にならないです。
対して情報が見つかりません。
企業を調べるうえでの学生の王道と言えば、みんなの就活日記があります。
ただ、こちらは多くの企業の人事担当者がチェックしています。
社員側も身バレとかもあるので、こちらも大したことは書かれていません。
某匿名掲示板で調べるのもありですが、
掲載されている企業は大手ばかりで中小までは調べきれません。
そこでブログ主がお勧めしたいのはコチラ。
https://jobtalk.jp/
転職会議です。
…先に言っておきますが、転職会議からは何ももらってないですよ。
こんな弱小ブログで文字だけのレイアウトを凝っていないブログに案件が来るわけないです笑
ブログ主は2015年に行った転職活動の際に知り活用した。
ここには、ざっくり言ってしまえば、
会社を辞めた人が会社に対する悪口が書いてある……ことが多い。
当然よかったことも書いてあるけど、
目立つのは恨みつらみですよ。
だが、それは結構参考になります。
フェイクでない限りは、
実際に、書いたことはその書き手が経験した事だし、
フェイクであっても書かれるには書かれるなりの理由があるとブログ主は思います。
特に経営陣に対する告発は参考にするべきかと……
オーナー企業や役員の流動性が低い会社では
生涯同じ経営陣の下で仕事をしていく可能性もあります。
その点は重々考慮して、
あなたにとっていい会社を見つけてみてください。
周りの意見をよく聞こう
新卒の際にブログ主は内定を一件しか取れませんでした。
そのため、ここに就職するしかないのだと考えて就職先を決定してしまいました。
しかし、当時から両親から『辞めた方がよい』という意見があったことをよく覚えています。
そして、入社後も友人から自分が置かれている状況を話すと
『辞めた方がよい』
と言われていました。
それでも何故ブログ主が続けていたかというと、
新卒の時にあれだけ苦労して入った会社だから、ここを逃したら二度と就職できない恐怖があったことや
社内でお世話になった人たちに申し訳ないという気持ちがあったことがあります。
だから5年も続けてしまったわけですが、
結果は、先に書いた様にブログ主だけではなく、
ブログ主にかかわった人、多くの人が不幸になってしまいました。
はたから見たら、
誰もが最後はその結末にたどり着くのはわかっていたことです。
しかし、当時のブログ主にはわかりませんでした。
人は追い込まれたとき、当事者には目の前の事以外は何も見えなくなってしまいます。
よほど客観力がある人でない限り、
自分自身のことに関しては特に冷静になれずに、
些細なことに捕らわれて、誤った判断を下してしまうことが多いです。
明らかに周りから見たら地雷なのにも関わらず、
自分では地雷原に気が付かない。
重要なのは客観性を持った大局を見据えた行動。
自分の人生だから…といっても、自分の責任だけで済むわけではない。
仕事は一人でやるものではない。
一人の行動が、他の人の人生を大きく変えてしまうこともあります。
誰もが不幸にならないためにも、周りの客観的な意見によく耳を傾けて、少しでもいい人生を歩みましょう。
最後に…
断っておきますが、これはブログ主が以前勤めていた会社への告発文ではありません。
私自身、一部の個人への恨みはありますが、会社へは恨みはありません。
むしろ、助けてくださった方々に感謝しております。
また、しょせん個人運営のブログの戯言の記事です。
もしかしたらフェイクかもしれません。
証拠なんてどこにもありません。
物的証拠がなければ、真実は上書き可能です。
物的証拠も偽造されれば、真実は上書きされます。
あくまでも、この記事は就活生に向けた記事であり、
このようなことがあるかもしれないから、
よく考えて納得いく就活にしましょうというものです。
コメント