昨日食べた京成大久保二郎の小豚
どっかのSNSに誰も読まないであろう超長文書いたら読破するものが現れた、、、
恐るべし、、、
以下 そのどっかのSNSの内容をそのまま転載。
長文を読む気力があるチャレンジャーだけ読んでください。
ゴトンゴトン、、、ゴトンゴトン、、、
電車に揺られて一時間半、目的の駅にたどり着く。
片道約一時間半と言う距離、
自分に取っては大した距離ではなかった
何故ならば大学の時は毎日この距離を通学してたから、、、
よく人に電車で一時間半とか遠すぎるだろ
と言われるが、そんな生活を六年もすると、それぐらいは気にならないのだ。
むしろ近いぐらいである。
改札から出るとすぐ商店街である。
目的の地は商店街を抜けてちょっと行ったところ。
すぐに商店街の中を歩き始めた。
前回来たのが去年末。
そんなに月日はたっていないはずだが、商店街の店はかなり変わっていて、大学に通っていた頃の面影は消えつつあった。
少し切なさを感じる。
商店街を抜けると大学が見える。
ガタ・ガタ・ガタ、、、
重機が動く音が聞こえる。
正門の工事中の様だ。
遂にここも変わるのか、、、
月日は自分の意思に反して過ぎ去っていく事をまじまじと感じた。
しかし、そんな正門はどうでもいいもの。
進路を左手の方向に変えた。
目的の地はそこにあるのだ。
すごく長い行列が見える。
今からアレに並ぶのか~
ちょっと出遅れちゃったな~
そう思いつつも12時50分に列に並び始めた。
というわけで、
本日はラーメン二郎 京成大久保店。
前回来たのが去年末の平日の日だった。
その時、平日の昼間での来店だったので
『どうしたの?珍しいね。今日はやすみなの?』
と、店主に聞かれ
『色々あって失業してしまいました。。転職活動中です。』
と答えたところ、えらく心配してくれたり励ましてくれたので、現状の報告に来たというところだ。
本当はもっと早く来たかったのだけど、
4月ぐらいまでのあまりにも酷い心身の不調とそれ以降の自分の都合と店の営業のタイミングがあわず、今日まで来れなかった。
三十分ぐらい並ぶと店に入る番が回ってきた。
ここで常連必ず行う儀式
『こんちわー』
と入店の挨拶をする。
『、、、』
、、おっちゃんは下を向いたまま、
作業に没頭。
返事がなかった、、、
ちょっと、凹む。
あれ?
しかし、よく見ると、
おっちゃんを見ると物凄く疲れている感じだった。
ヤフーニュースにも載っていた府中二郎の店主の件もあるから、ちょっと心配になりつつ食券を買う。
、、、昼の部の時刻はまだ一時半なのに
大もなければ、豚ダブルも切れてる、、、
珍しいこともあるものだ、、、
それだけ今日はハードな売りと言うことか。
仕方なく今ある商品の中で一番量の多い小豚を購入し、店内の列に並ぶ。(食べてる人の後ろに並ぶ背後霊列)
しばらくすると、おっちゃんが
自分に気がつき
『久しぶり!元気?』
と声をかけてくれた。
『はい。就職先も決まりまして、今働いて元気にやってます!』
と答えた。
最低限の目的達成である。
少し太ったおっちゃん。
店内の暑さもあって、見るからに疲れきっていたが基本的に常連以外声をかけないおっちゃんが声をかけてくれたのは嬉しかった。
店内を見渡すと写真が大量に飾られていた。
前回来たときはほとんど並ばなかったので気がつかなかったが、水泳部23期ぐらいのメンバーで写真を撮った時から随分と増えたものだ。
けど、我々の写真が飾られているところは一番目立つ一番奥の壁。
やっぱり、これは特等席だな。
しばらくすると、席が空き
おっちゃんの前に着席出来た。
おっちゃんから声をかけてくれたので
そこで少し話し込む。
回りの人がみんなこっちをみてくるんだよな、、、
おっちゃんと話す人って珍しいかもしれないけど
以前、三十分ずっと話してたら2ちゃんに書き込まれたので、ちょっと緊張する。
とは、言いつつも
現状を手短ながら色々報告した。
とりあえず、少しは立ち直って元気です。的な?
そして午後2時。
おっちゃんが
『にんにく入れますか?』
のお決まりのセリフを言う。
だから、いつも通り
『お願いします』
と答えた。
やっと着丼。
並びはじめてから一時間強かかった、
丼を見る。
おっ!これは、、、笑
明らかに同ロットの人とは違う量。
小ラーメンの豚入りなのにちょっと普通より多い。
気を使ってくれたのか?
コールは自動で汁決壊の全マシになっている、、、
さすがおっちゃん。
昔からのお約束。
通いだしたのが今から12年以上前。
月日は流れても、無詠唱呪文は特別仕様のままだ。
忘れないでいて有り難いことです。
さて、早く食べなくては、、、
京成大久保店の汁決壊(なにもしてなくても野菜の自重で汁が押し出され常に器から汁があふれ続けること)は、テーブルが斜めになってるからズボンにかかるのだ。
急いで写真を撮ってから食べ始める。
うんめぇ~
これだよ。この味だよ。
ハッキリ言ってこの店のレビューは出来ない。
思い出が強すぎる。
野菜の上にかかるチャーシューの脂の切れ端の脂。
クタっとした、しかしシャキッともした絶妙の湯で加減の野菜。
今となってはここでしか食べられない独特の豚。
そして、麺は、、、あれ?
麺が日清製粉のオーションの味じゃない?
???
ん?大久保二郎って小麦粉研究会やってたっけ?
野猿や大宮系の若手集団の集まりのイメージがあるんだけど、、、
ん?
よく見ると、調理場奥に日本コーンスターチの袋がある。
デンプン屋の袋って何に使ってんだ?
ただ、一つ言えることは麺を進化させようとしてるみたいだ。
何かオーションに混ぜてるのかな?
流石に聞くわけにもいかないのでスルーして
味わう。
うんめぇ~
時は流れど、変わらない旨さ
思い出に負けない過去を越える旨さが
ここにはあった。
ここは僕の一つの原点。
僕もいつまでも立ち止まってるわけにはいかないな、、、
と実感する。
ある人が先日久々にここにきて泣いてしまったと言っていた。
その気持ちは十分わかる。
失ったもの、得られなかったもの、やるべきだったこと、、、
ラーメンの汁には、そんな思いが写し出される。
そんな気がした。
そんなことを考えると自分も目が潤んできたので来た。
時は流れる。
停まってはくれない。
時間は一番残酷で一番優しいってのは
なんの言葉だっけ?
その通りかもしれない。
おっちゃんもこんなクソ暑い中、ジロリアン達のために頑張ってくれてる。
後ろもまだまだ並んでいる人たちがいる。
今日は泣くというのは許されないフィールド。
もうちょっと遅くきてファイナルロットでおっちゃんと談笑しながら食べるってのもよかったかな?
ちょっと失敗。
さあ、食べ終わらなくては、、、
具材をすべて食べ終わり
せっかくだから、パンチの効いた汁を半分ぐらい呑んで完食!
器を台の上におき
おっちゃんに
『ごちそうさまです!』
と伝えて退店し帰路についた。
最低限の目的は達成できたし、旨かったしよかったな~
けど、今日はおばちゃん(おっちゃんの奥さん)がいなかったし、また挨拶に来なくてはいけないな。
また来よう。
めでたしめでたし。
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