一次試験から1か月以上が経ってしまったのですが、
2022年8月6・7日に中小企業診断士1次試験を受けてきたので
今回は日商簿記2級が役に立ったのか?という話をしていきたいと思います。
そもそも『中小企業診断士』って何?
超簡単に説明すると日本で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。
ちょっとマイナーな資格ですが
実は結構高難易度の試験でして、
試験は1次試験と2次試験があります。
一次試験の科目は下記の通り。
1.経済学・経済政策
2.財務会計
3.企業経営理論
4.運営管理
5.経営法務
6.経営情報システム
7.中小企業経営・政策
1次試験に合格するだけでも幅広い分野の学習が必要です。
詳しく知りたい方は下記を見てください。
https://studying.jp/shindanshi/about.html
ブログ主のスペック
本記事を書くにあたり、
一応ブログ主がどんなタイプの者か断っておきたいと思います。
・37歳男
・日商簿記2級を2022年2月に取得。
・普段は中小企業の基本情シスで最近本格的に経理を兼任するようになってきた。
・最終学歴は大学院修了。
・ただし理系と言うか工学部系で機械工学が専攻なので中小企業診断士の試験分野には全く関係ない事を学んできました、
中小企業診断士試験で日商簿記2級って役に立つの?
さて、この記事を読んでくれる方は中小企業診断士を受験する際に
日商簿記2級は役に立つのか?が気になって閲覧してきてくれた方が大半でしょう。
ですので、簿記2級がどのようなものか?という説明は省かせてもらいます。
で、役に立つか?ですが、
ずばり結論から申し上げますと……
……全く役に立たないというわけではないけど必要ありません。
その理由を述べていきましょう。
ブログ主の2022年8月の結果について
2022年8月に受験した結果を自己採点したのですがその点数を公開します。
経済学・経済政策 28点
財務・会計 40点
企業経営理論 50点
運営管理 38点
経営法務 36点
経営情報システム 40点
中小企業経営・中小企業政策 28点
合計260点
…これ、各科目100点満点の試験です。
全体的に酷いの限り……
全く勉強しなかったわけではないですよ……
中小企業診断士の試験を受けるにあたり
3月からスタディングという通信教育サービスを使用して勉強し始めましたので、、、、
が、そうは言っても、
学習を始めた途端に本業の方が忙しくなり、
企業経営理論以外の勉強は一通り内容を視聴しただけで
ほとんどやる暇がありませんでしたので、かなり薄っぺらい勉強ですが……
特に経済学・経済政策は何も理解できなかったぐらいですし……
結果を踏まえて改めて有用性を考える
さて、日商簿記の分野と連携するのは
試験科目的には『財務・会計』になると言われているのですが
勉強する時間はなかったので
知識はほぼ簿記2級の知識だけで戦ったという感じでした。
で、その結果が40点。。。
……60点で科目合格になるのですが
全く届いていませんね……
この結果から言って
どう考えても日商簿記2級があれば合格できるとは言えませんね。
ただ、全く役に立たなかったというと一応は意味はあったと思います。
実際に受験した全教科中で二番目高い点数を取れたわけですし、
2級の内容も試験に出題されました。
それだけで合格できる甘い試験ではないってだけです。
結論・日商簿記2級は必要ない
さて、結論ですが
中小企業診断士の財務・会計には日商簿記2級は必要ありませんね。
中小企業診断士の受験には中小企業診断士用の勉強が必要です。
実際に日商簿記2級は範囲外から出題されることも多いです。
2級自体も高難易度の試験ですから
わざわざ中小企業診断士の勉強のために取得する必要はないでしょう。
といいますか、簿記2級はそれなりに難しい資格です。
時間があれば中小企業診断士用の勉強をした方がいいでしょう。
過去に日商簿記2級、3級に関する記事も書いておりますので
よかったらご覧ください。
https://thedebu.com/2022/03/12/boki2-4/