症状
原因は不明だが
以前からファイルサーバー(windows server2012 or windows server2008)とwindows10環境において、下記のような現象が発生している環境がある。
1.windows10のクライアントPCにファイルを転送が出来ない。(0bpsになって止まる)
2.windows10の重いexcelファイルが開けない(0%病)
3.うまく通信が行く時でも最大速度が10Mbpsしか出ない。(これだけはwindows7環境でも発生)
4.ウイルスバスターがうまくダウンロードできない(再試行を繰り返せば問題ない。)
場当たり的な対処方法
スイッチングハブの不具合か、
LANケーブルの一本にカテゴリー3など10Mbpsまでしか速度が出ないものが混在、もしくは断線等の要因によりにより実質カテゴリー5化していることが考えられる。
が、複雑化しすぎた配線の中から問題のケーブルを見つけるのは予算、人手、業務、リスク管理等あらゆる分野で上役の理解が得られず困難であり対応はあきらめていた。
しかし、最近、その症状が新たに購入したPCでは症状が悪化してきて実務に大幅に支障をきたすようになってきた。
一応、回避方法としてはサーバー側でファイルをzipで圧縮すると転送できたりするが、クライアント側でそれをやると固まるので正直それを毎回行うのは面倒くさい。
ちゃんとした対処法が必要になった。
対処方法の判明
色々試した結果、
クライアント側のwindowsPCのCPU負荷分散機能を全て無効にすると治ることが判明した。
要するに
・SNP
・タスクオフロード
・受信ウインドウ自動チューニングレベル
の3つの機能を無効にすればよい。
やり方はコマンドプロンプトでコマンドを叩かなくてはならないなど面倒くさいのであるが、
大塚商会が神がかり的アシストとして、batファイルを作ってくれている。下記にリンクをはる。
私の体験した環境では、これで不具合は解消された。
ただ、windows7環境ではこの現象は発生しないんですよね…
CPUの問題だからOS関係なくない?と思うかもしれないですが、
同じハード構成でOS違いだと発生したりしなかったりするので、正直なぜwin10だけ発生するかは謎です。